【佐久市にお住まいの保護者の皆さまへ】不登校の現状と、2025年秋開校「フリースクール未来佐久校」が提供する新しい学びの選択肢
佐久市内で不登校に悩むお子さまを持つご家庭の皆さま、こんにちは。2025年秋に佐久市に開校するフリースクール未来佐久校です。
お子さまが学校に行きづらくなっているとき、「このままで大丈夫だろうか」「どこに相談したらいいのだろう」と不安を感じるのは当然のことです。
今回は、昨年度行われた「佐久市不登校等対策連絡協議会」の内容を踏まえ、佐久市の不登校をめぐる現状と、私たち「フリースクール未来佐久校」がどのように皆さまをサポートできるのかについてお伝えします。
佐久市における不登校支援の「今」
佐久市では、不登校の子どもたちへの支援について、教育委員会をはじめ、学校、保健師、教育相談員など、さまざまな立場の関係者が連携を強め、真剣に対策を講じています。
1. 市全体で高まる「支援の本気度」
協議会の内容からは、佐久市教育委員会が不登校問題に対して強い本気度を持って取り組んでいることが伝わってきます。
多職種連携の強化
週に一度の合同会議や「いじめ不登校担当者会」に保健師や教育相談員も参加し、相談窓口や保健師との連携強化、情報共有を進めています。
「顔の見える」支援体制
保健師が中学校で「SOSを出していいんだよ!」といった講話を実施し、担当者の顔写真入りの相談窓口案内を配布するなど、子どもや保護者が「誰に相談できるか」をわかりやすくする*工夫が見られます。
学校側の意識変化
学校内でも養護教諭を中心に欠席者の情報共有を毎日行い、職員の意識が変化。子どもに寄り添った柔軟な支援が増加傾向にあります。
2. 注目すべきポジティブな動き
令和5年度のデータからは、佐久市の取り組みが効果を上げ始めている可能性が示唆されています。
・欠席日数が30日以上だったものの、翌年度は30日未満に復帰した児童生徒の分析から、オンライン授業や学校以外の場所での学びを「出席扱い」にするなど、本人の気持ちを尊重した支援が機能していると考えられます。
・夏休み中に中学校区の関係職員が集まり連携会議を実施したり、連絡がつきにくい家庭への保健師による訪問など、関係者が連携した取り組みが着実に増えています。
佐久市は現在、「学校に行きづらい」子どもたちに対し、学校や行政が一体となって寄り添い、「孤立させない」ための土壌を耕している最中だと言えるでしょう。
フリースクール未来佐久校が提供できること
佐久市の公的な支援体制が整いつつある中で、2025年秋に開校する「フリースクール未来佐久校」は、公的な取り組みの「外側」にある、お子さまにとって柔軟で安心できる居場所を提供します。
1. 「出席扱い」制度の積極的な活用を支援
フリースクール未来は、長野市や須坂市ですでに4つの教室を運営しており、ほとんどの生徒が学校の「出席扱い」制度を利用しています。
これは、私たちが学校との密な連携を重視し、お子さま一人ひとりの活動状況を丁寧に共有している結果です。佐久校でもこのノウハウを活かし、学校に直接行きづらくても、学びの継続と将来への安心をサポートします。
2. 多様な視点を持つ運営母体による総合的な支援
当校の運営母体は、学習塾のほか、放課後等デイサービスや就労移行支援施設を運営しています。
これは、不登校のお子さまを「ただ学校に行っていない子」として見るのではなく、
・学習面での遅れや不安
・発達特性や精神的なサポートの必要性
・将来の自立に向けたキャリア観の育成
といった、多角的な視点で総合的に支援できることを意味します。
3. 「信州型フリースクール認証学び支援型」の質の高い居場所
フリースクール未来の既存教室は、長野県の「信州型フリースクール認証学び支援型」に認証されています。
佐久校も同様に質の高い学びの場として認証を目指し、お子さまが「好き」や「興味・関心」を大切にしながら、自分らしく成長できる環境を整備します。
不登校に悩むご家庭へのアドバイス
佐久市の現状と未来佐久校の開校を機に、保護者の皆さまはぜひ次の点を参考に、お子さまの支援の選択肢を広げてください。
1. まずは「孤立」を防ぐための行動を
佐久市では保健師や教育相談員との連携が進み、「SOSを出しやすい」環境整備が進んでいます。
・学校の担任や教育相談窓口に連絡し、佐久市が力を入れている「コミュニケーションシート」の活用について相談してみましょう。
・学校の「親の会」や、地域で活動するP-smile 親の会など、保護者同士の連携の場に参加することも大切です。
2. 「学校以外」の選択肢を積極的に検討する
佐久市では、既存のフリースクール佐久への訪問や情報共有が行われるなど、「学校以外の学びの場」の価値が行政側にも浸透しつつあります。
お子さまが自宅以外の安全な居場所で、「学校に行かなきゃ」というプレッシャーから解放される時間は、回復への大きな一歩となります。
フリースクール未来佐久校は、
・出席扱いに繋げたい
・学習の遅れを専門的にフォローしてほしい
・将来の進路について見通しを持ちたい
といったニーズに特化して支援できる、新しい選択肢です。
お子さまが自分らしく輝ける場所は、学校だけではありません。
2025年秋、佐久市に誕生するフリースクール未来佐久校は、地域と連携し、すべての子どもたちの「学びたい」「成長したい」という気持ちを全力でサポートしていきます。
開校準備の最新情報や、個別相談会の予定については、今後ブログやホームページでお知らせいたします。どうぞご期待ください。
